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今さら聞けない印刷&デザイン用語「い」

2017.12.1

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こんにちは。カタログパートナーズの山中です。
ちょっと前に始めた今さら聞けない印刷&デザイン用語シリーズ。
現場で使われる用語をしっかりと理解し、関係者との意思疎通を円滑にして、
より良い完成品を目指していこうという企画です。
第2回となる今回は「い」で始まる言葉。
それではさっそく一緒に勉強していきましょう!

 

意匠

意匠とはデザインを日本語に訳した言葉です。元々の意味は、工夫をすること。
美術・工芸・工業製品にまつわる場面では色や形、模様、配置などに加える装飾上の工夫を指します。
デザインと意匠は、基本的には同じ意味です。しかし厳密には意匠法という決まりが存在し、
その中で意匠という言葉の示す範囲が細かく定義されています。
少しややこしい話になりますのでここでは割愛しますが、『意匠は必ずデザインと言えるけど、デザインは必ずしも意匠とは言えない』という関係になっていることを頭の片隅にでも入れておいてください。
カタログにおいては商品の機能性と対比させるように意匠性という表現を使うことがよくあります。
意匠性に優れた商品と書かれてあったら、色や形の凝ったもの、くらいに捉えておけば良いでしょう。

 

Illustrator

デザイナーさんとの会話などで「イラレ」という単語を耳にしたことがあると思います。
このイラレとはIllustratorを略したもの。
Illustratorは、アメリカの企業アドビシステムズ社が販売しているグラフィックソフトです。
マウスなどを用いてコンピューター上で画像を描くドロー・ソフトの代表格で、
各種印刷物デザインの際の最もポピュラーな手段であると言えます。
色や輪郭の修正が簡単、画像を劣化させずに拡大・縮小・変形して表示可能といったような特長があり、様々な媒体でのイラスト・ロゴ作成に適しています。

 

色校正

「見本と印刷機で印刷したものが何か違うなあ」このように感じた経験はありませんか。
このズレを未然に防ぐために行うのが色校正。作成したものを大量印刷する前に、
色や写真部分がきちんと意図した通りに刷られるかを確認する作業です。
色校正には以下のようにいくつか種類があり、用途と予算に応じて仕様を使い分ける必要があります。
●本機(ほんき)校正
実際に印刷するものと全く同じ厚さ、同じ種類の紙を用いて実際に印刷する印刷機で印刷。
料金は最も割高となるが、その分再現性も高い。
●本紙(ほんし)校正
実際に印刷するものと全く同じ厚さ、同じ種類の紙を用いて色校正専用の印刷機で印刷。
料金はやや高い。
●簡易色校正
DDCP(ダイレクト・デジタル・カラー・プルーフィング)。プルーフ、コンセとも言う。
実際に印刷する紙、印刷機は使用せず、DDCP用の印刷機と紙を用いる。
本機校正に比べると再現性は良くないが、低コスト・短時間で確認ができる。

 

インストール

インストールとは、パソコンやスマホ上でアプリやソフトを使える状態に整えることです。
セットアップという言葉が使われる場合もありますが同様の意味です。
インストールしたアプリを削除することをアンインストールと言い、
インストールするために必要なプログラムをインストーラー、
アンインストールするために必要なプログラムをアンインストーラーと言います。

 

インデックス

カタログの使いやすさを左右する重要な要素のひとつ、インデックス。日本語にすると索引です。
カタログや一般書籍などにおいて、本文中に出てくる項目、商品名、用語などを書き出して
一定の順序に並べ、その所在ページを示したものを言います。
分かりやすいインデックスがあることで、知りたい情報にいち早くたどり着けるようになり、
カタログを見る人の探す手間やストレスを軽減させることができます。
つい表紙や本文にばかりこだわりたくなるカタログ制作ですが、
このような細かいところにも気を配れているかが実はとても大切なんです。
また、似たものでよく目次と混同される人がいます。
インデックスは冊子の後ろの方に載っているのに対し、
目次は、本文が始まる前に各セクションの始まるページを見出しやタイトルで示したものを言います。
お間違えのないように。

 

プロフィール

山中彰/コピーライター
キャッチコピーと読書とおいしいご飯をこよなく愛するコピーライター。「宣伝会議賞・協賛企業賞ファイナリスト」「がん登録・統計広告賞金賞」ほか、各種公募賞受賞歴多数あり。名古屋イチの広告賞ハンターを目指し、日々心を動かす言葉を模索中。

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