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今さら聞けない印刷&デザイン用語「お」

こんにちは。カタログパートナーズの山中です。今さら聞けない印刷&デザイン用語シリーズの第4回。
今回は「お」から始まる言葉です。それではさっそく勉強していきましょう!

目次:
↓オウンドメディア
↓オーバープリント
↓オフセット印刷
↓オンデマンド

 

オウンドメディア

オウンドメディアとは、企業が所有している媒体・メディアのことです。
自社発行のパンフレットや広報誌、ブログ、Webサイトなどが該当します。
多くの場合、社内で管理・運営が完結できるため、
コストをかけないで自由にメッセージを発信できるのが特長です。
また、Webのオウンドメディアを使い、消費者にとって有益なコンテンツ(記事)を掲載することで、
SEO効果によるアクセスアップも期待できます。
一方、費用を支払って使用する広告をペイドメディアといい、
オウンドメディアとペイドメディアは互いに補完しながら広告効果を高め合う関係にあります。

 

オーバープリント

オーバープリントとは、カラー印刷でインクの上にインクを重ねて印刷すること。
また、前面の色と背面の色が混ざって印刷される状態のことをいいます。
濃い色の下地に上からスミ(K100%)を重ねる際、オーバープリントが適用されていないと
上のオブジェクトの形に合わせて下地が切り抜かれ、
出力をすると下地色と文字の間に白い隙間が空いてしまう場合があります。
オーバープリントを用いると、それを防ぐことができるのです。日本では「ノセ」ともいいます。

 

オフセット印刷

オフセット印刷とは、現在主流となっている印刷技術のことです。
書籍印刷や商業印刷、美術印刷など幅広い分野で用いられています。
版には凸凹のない薄いアルミ製の平版(へいはん)を使用します。版の表面には感光剤が塗られており、
化学的に「水をのせやすい部分」と「水をはじく部分」に加工されています。
この版を、「湿し水」という水で濡らした後にインキをつけると、
水と油(インキは油)が反発し合い、「水をはじく部分」にだけインキが残ります。
この状態の版から「ブランケット」というゴムローラーにインキを移し(off)、
更にこのブランケットから印刷用紙に転写(set)することで印刷を行います。
版が印刷用紙に直接触れないので、印刷機の胴と呼ばれる部分の摩耗を最小限に抑えることができ、
鮮明な仕上りになります。また、印刷スピードが速く大量部数の印刷も短時間で行うことが可能です。

 

オンデマンド

オンデマンドとは、ユーザの要求に応じて(好きなときに、好きなだけ)サービスを提供する方式のことです。
WWWや、メールをはじめとするコンピュータの機能、インターネット上のサービスは、ほとんどがオンデマンドであると言えます。
カタログ制作の現場でよく耳にするオンデマンド印刷は、要望を受けてから印刷をする注文印刷のこと。
オフセット印刷が版を用いるのに対し、オンデマンド印刷は版を使用せず、
パソコンからデジタルデータをレーザープリンターに送り、直接出力します。
製版が必要ないため少部数の印刷でもコストが抑えられ、在庫を抱える必要もありません。
また、製版の時間もインクを乾燥させる時間も必要ないので、短納期で対応することが可能です。

 

プロフィール

山中彰/コピーライター

キャッチコピーと読書とおいしいご飯をこよなく愛するコピーライター。「宣伝会議賞・協賛企業賞ファイナリスト」「がん登録・統計広告賞金賞」ほか、各種公募賞受賞歴多数あり。名古屋イチの広告賞ハンターを目指し、日々心を動かす言葉を模索中。

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