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会社案内の作り方 ~コンセプト作り編~

こんにちは。カタログパートナーズの山中です。
今回は、これまで紹介してきたカタログ制作から少し離れ、会社案内についてお話をしてみたいと思います。
というのもこの会社案内、作り方次第ではカタログに負けず劣らずのとても優れた
営業ツールになり得るんです。
知っているようで知らない会社案内の正しい作り方、順を追って確認していきましょう。

 

会社案内制作開始!さて、何から始める?

たいていどんな会社も、会社案内は既にお持ちかと思います。
その会社案内が古くなってきた時や、新たな内容に作り変えたい時、また、全く新しいものを一から作りたい時に、担当者であるあなたは、まず何から始めるでしょうか。
お手本にしたい会社案内を手元に置き、それを模倣していくか。
早速かっこいいと思うデザインで作り始めていくか…。
すぐにでも制作に取り掛かりたい気持ちも分かります。でもちょっと待ってください。
会社案内の出来不出来を決めるポイントは、実はこのスタート地点にあると言えます。
カタログを作る時も同じですが、制作に入る前に、どんなものを作るのかをしっかりと
見定めておく。この事前準備こそが重要なポイントなのです。
いわゆる、会社案内のコンセプト作りです。明確なコンセプトが定まっていないと、どんなに作り込んだ会社案内でも上手く機能しないということになってしまいます。

 

考え方その① 何に使う会社案内か

では、どうやってコンセプトを作っていくのか。考え方を説明していきます。
最初に考えていただきたいのは、その会社案内は何に使うものなのか、ということです。
一口に会社案内と言っても用途は様々。
・企業ブランディングに使う
・営業ツールとして使う
・リクルートツールとして使う
・ステークホルダーに対する名刺代わりとして使う
・IR用として使う
など、利用シーンは多岐にわたります。
当然、目的に応じて内容や見せ方を変えなくてはなりません。
企業ブランディング用に作った会社案内では、リクルートツールとしては最大限の効果を発揮することができないというわけです。
もし、会社案内を作ろうという話になったのなら、そもそもなぜそれを作ることになったのかを、さかのぼって確認することをオススメします。
会社案内を作成する根本の目的を社内で共有できれば、この先の作業がスムーズに進められます。

 

考え方その② 会社案内で何を伝えたいか

何に使う会社案内かを明らかにすることは、いわばターゲットを設定するということです。
ターゲットが決まれば、次は何を伝えるかを考えなくてはいけません。
その会社案内でアピールしたいのはどんなことか。
ターゲットが会社案内を見た時、どんなことが印象に残るのが好ましいのか。
逆に、不必要な情報はどんなことか。
これは、会社のウリ(USP)を洗い出す作業でもあります。
伝えたい内容は、一つだけに絞れるとは限りません。しかし、あまりにもあれもこれもと
詰め込み過ぎてしまうと、結果的にぼやけた印象の会社案内になってしまいます。
一冊の会社案内で語れることは限られています。
欲張らず、伝えたい会社の思いを取捨選択していきましょう。

 

コンセプトこそ会社案内の肝

このようにして言語化された「だれに(いつ・どこで)」「何を伝えるか」がコンセプトです。
「○○○に、我が社が○○○だということを伝える会社案内」というように具体的な一言に集約してみてもいいかもしれません。
コンセプトが定まれば、それをどう表現するかは自ずと見えてきます。デザインやコピーライティング、ページ数や体裁などなど、最も適した形を選んでいけばいい。
もしかしたら、会社案内ではない、何か別のツールが必要だと気付くかもしれません。
作成途中の内容で悩むことがあっても、その都度コンセプトに立ち戻れば軌道修正ができます。
そうしてできた会社案内は、期待通りの働きをしてくれるだけでなく、会社の存在意義や、これから進むべき道を再認識する一助ともなってくれるはずです。
さて、次回は考えたコンセプトをどう表現に落とし込んでいくかについて説明していきたいと思います。どうぞお楽しみに。

 

プロフィール

山中彰/コピーライター
キャッチコピーと読書とおいしいご飯をこよなく愛するコピーライター。「宣伝会議賞・協賛企業賞ファイナリスト」「がん登録・統計広告賞金賞」ほか、各種公募賞受賞歴多数あり。名古屋イチの広告賞ハンターを目指し、日々心を動かす言葉を模索中。

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